田辺ひかり「今年の目標は初優勝」師匠の佐伯もエール 女子ゴルフ初戦4日開幕

ツアー初優勝を目指す田辺ひかり
師匠の佐伯三貴(右)から指導を受ける田辺
昨年の日本女子プロ選手権で2位と健闘した田辺ひかり=JFE瀬戸内海GC
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 女子ゴルフツアーが4日開幕のダイキンオーキッドレディース(沖縄・琉球GC)で今年の初戦を迎える。昨年9月の日本女子プロ選手権(岡山・JFE瀬戸内海GC)で2位となり、一躍脚光を浴びた田辺ひかり(23)=伊藤園=も出場。悲願のツアー初優勝を見据えて21年シーズンに挑む。

 ダイキンオーキッドには主催者推薦で出場する。田辺は「ずっと出たいと思っていた大会。なんとか推薦をいただくことができた。初めての出場なので、すごく楽しみ」と笑顔を見せたが、目標は控えめ。「難しいコースなので、あまり期待はしていない。まずは予選通過できれば。予選を通れば自信になると思うので、そこを目指してやっていきたい」と謙虚に語る。

 今年、飛躍が期待される選手の一人だ。注目を集めるきっかけとなったのは昨年のメジャー、日本女子プロ選手権での優勝争い。惜しくもプレーオフに1打及ばず2位に終わったが、それまで無名に近かった田辺の名は一気に全国区となった。昨年はレギュラーツアーに12試合に出場。賞金約2109万円を獲得し、前年の0円(5試合出場し、すべて予選落ち)から大幅なジャンプアップを果たした。

 しかし、ブレークした分、オフは多忙を極めた。スポンサー回りやプロアマ戦などの仕事でスケジュールがびっしりと埋まり、「時間の使い方がうまくいかなかった」と、練習や体をケアする時間が削られた。仕事が落ち着いた1月下旬から徐々にコース内での練習を増やし、師事している佐伯三貴の指導も受けながら開幕戦に向けて仕上げてきた。課題はパー5でのバーディー率を上げること。そのために100ヤード以内のアプローチの強化も図ってきた。

 コロナ禍の影響で昨年と今年が1シーズンに統合され、賞金ランクも昨年から継続される。現在、田辺は21位。今年終了時に50位以内に入れば、初の賞金シードが手に入る。しかし「賞金ランクのことを考えると焦ってしまうので今年の目標は優勝です。優勝できれば、シード権もついてくるので」。安定したプレーを毎試合、コンスタントに続けていくことをカギに挙げ、「勝てる、勝てないは運もあると思うので、1試合でも多く上位争いし、優勝のチャンスをつくっていくことを大事にしていきたい」。その先に悲願のツアー初優勝が見えてくる。

 佐伯も愛弟子に大きな期待を寄せる。「目標をクリアできる実力はあるので自分を信じて頑張ってほしい。上に行けば行くほど焦りが出てくるので、そこをリセットして毎回フラットな気持ちでプレーできれば」とアドバイス。「即断力、即決力を養って、いずれはメジャーで勝ってほしいし、1億円プレーヤーにもなってほしい。夢は無限大」とエールを送った。

 そんな師匠の言葉をそばで聞いていた田辺も「頑張ります!」と表情を引き締めた。プロ6年目、真価が問われる1年になる。「優勝して最終戦のツアー選手権リコー杯に出たい」という思いも原動力にしながら、激戦のツアーに身を投じる。

(デイリースポーツ・工藤直樹)

 ◆田辺ひかり 1997年4月13日生まれ。福山市出身。8歳からゴルフを始める。広島国際学院高時代は中国ジュニア、広島県高校総体、広島県オープンなどで優勝。同高の1学年下には男子プロの金谷拓実がいた。16年のプロテストに一発合格。趣味は音楽鑑賞。165センチ、55キロ。

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