原英莉花 ジャンボさんに褒められたい!攻めるゴルフ貫き「少しでも近づきたい」

 女子ゴルフの国内ツアーは、4日開幕のダイキン・オーキッド・レディース(沖縄・琉球GC)で2020-21年統合シーズンが再開する。指定練習日の2日、原英莉花(22)=日本通運=が共同会見に出席し、師匠の尾崎将司(74)から褒められるような成績を残すことを誓った。来季からの米ツアー挑戦も見据え、「一試合一試合大切に戦いたい」と意気込んだ。

 弟子としての素直な感情だった。「やっぱり褒めていただくとすごくうれしい。褒めてもらえるような成績を残したいですし、少しでも近づきたい」。原は指導を受けるジャンボ尾崎に、プロとして認めてもらいたいとの願望を口にした。

 20年は日本女子オープンとツアー選手権リコー杯を制し、国内メジャー2冠を達成。人気だけでなく、強さも存分に見せつけた一年だったが、師から言葉をもらったのは「女子オープン勝ちました、と報告に行った時ぐらい」だという。

 74歳の師匠は「英莉花は努力家で自覚もあるし、楽しみだ」などメディアに対しては愛弟子に期待する発言もしている。しかし、22歳の原は、20年の著しい成長と活躍を直接褒めてもらったことはない。

 さらなる飛躍へ、オフの調整は順調だった。「調子自体はいい。スイングとか感触とかはいい方に仕上がっている」と手応えを口にする。今大会は19年最終戦以来の有観客開催(一日上限1000人)。設営されたギャラリースタンドを目にして、「すごく楽しみ。1年3カ月前よりいいプレーを見せられたら」と笑顔で話した。

 現在ランキング3位と賞金女王を狙える位置にいるが、海外メジャー参戦の希望も持つ。さらに世界ランキングが現在の89位から順調に上がれば、来季米ツアーの最終予選会にも挑戦する意向だ。だからこそ、数字にはこだわらず「この1年間、精いっぱい一試合一試合を大切にして戦っていきたい」と全力投球を誓った。

 日米両ツアーをにらんで戦う一年が始まる。「去年と今の気持ちは変わらない。勝ちたいという思いが強い。強い気持ちを持って、自分がしたい攻めるゴルフを貫きたい」と熱く語った。心技体で進化した原英莉花が強さを発揮し、師匠に認めてもらう年にする。

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