ウッズの公式ツイッターが状態報告「目を覚まし、落ち着いています」

 交通事故で救急搬送されたタイガー・ウッズの公式ツイッターが23日夜(日本時間24日)に更新され、ウッズの状態について「彼は現在、病室で目を覚まし、反応もしており、落ち着いています」とつづった。

 長文の画像を添付する形で、支援の声に対する家族名義の感謝と、ハーバーUCLAメディカルセンターの責任医師による説明を紹介。家族は「この厳しい時期の中、皆さまの多大なるサポートとメッセージに感謝いたします」との書き出しで、事故について報告。「搬送された病院で右下腿(かたい)部と同足首の手術を受けました」と説明した。さらに医師の話として骨折した脛骨(けいこつ)と腓骨(ひこつ)の上部と下部にロッド(棒状の器具)を挿入して固定したこと、足首はボルトとピンで固定したことなどを伝えた。

 手術そのものは無事に終了したとはいえ、早期復帰は絶望的だ。1月に腰の手術を受けたウッズは、ホスト大会だった2月18日開幕のジェネシス招待を欠場。ただ、21日の最終日に表彰式に出た際には、4月のマスターズ・トーナメント出場を目指す意欲は見せていた。今夏の東京五輪出場には現在の世界ランキング50位から6月末までに好成績を残してランクを上げる必要があったが、いまや選手生命そのものへの影響が懸念される状況だ。

 ウッズは最近10年あまり、故障などで低迷しながらも19年マスターズで優勝。メジャー通算15勝とし、歴代最多記録の18勝に迫っていた。米ツアー通算は82勝で最多タイ。数々の試練を乗り越え劇的な復活を果たしてきたスーパースターが、最大のピンチを迎えた。

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