イ・ボミ、幸せオーラ全開で「ただいま」 今季日本初戦「早く試合がしたい」

 「女子ゴルフ・TOTOジャパンクラシック」(6日開幕、太平洋クラブ美野里C=パー72)

 女子ゴルフの国内ツアーとして開催される今季第11戦、TOTOジャパンクラシックは6日、茨城県・太平洋クラブ美野里コース(6554ヤード、パー72)で開幕する。4日は出場選手が会場で調整。注目は日本ツアーに今季初出場するイ・ボミ(32)=韓国。新型コロナウイルス禍で来日が遅れていたが、ようやく“ボミちゃんスマイル”が見られる。

 ただいま-。イ・ボミが今季初めて日本で愛くるしい笑みを輝かせた。リモート会見の画面を通し「スイングの調子はまだまだだけど、日本のコースコンディションがいいので、早く試合がしたい」と意欲を口にした。

 2週間前に来日し、隔離期間を経ての参戦。「隔離はしんどかったです。好きなゲームがあるんですけど、レベルアップをたくさんしました。隔離がない世界が早くきてほしいです」と、ちょっぴり眉間にしわを寄せて振り返った。

 コロナ禍で来日できなかった期間中は、韓国で8試合に出場したが、主に自宅で夫のイ・ワンとプライベートな時間を過ごしたという。「手料理作りました。得意はまだです。キムチチャーハンとか…。でも、いっぱい失敗もしました」と幸せオーラを振りまいた。

 この日は妊娠7カ月で出場する横峯と練習場で遭遇した。かつて日本ツアーを目指すきっかけになった憧れの人の頑張る姿を目の当たりにし「会えてうれしかった。私は赤ちゃんほしいけど、勇気がないです。もっとゴルフに集中したい」と照れ笑いを浮かべた。

 韓国ではうれしいイベントもあった。故郷の水原市内に家族が所有するゴルフ施設に「イ・ボミ ゴルフアカデミー」がこのほどオープン。「私もいつか(ゴルフを)教えてもいいかなと思っています。予約があればですけど…」と話した。

 初日は渡辺彩香、河本結と同じ組になった。いよいよ始まる自らの2020-21年シーズンを前に「ギャラリーさんがいないのはモチベーションにならないけど、今年は日本で出たかったので気持ちが違う」。いきなりの優勝で存在感を示す。

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