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河本力 93年ぶりアマVあるぞ 1打差2位 目標は3アンダー「優勝できたら幸せ」

 7番、第2打を右に曲げ苦笑いの河本力(代表撮影)
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 「男子ゴルフ・日本オープン選手権・第3日」(17日、紫CCすみれ=パー70)

 単独首位で出たアマチュアの河本力(20)=日体大3年=は71とスコアを1つ落とし、通算4アンダー2位に後退。一方、河本と最終組で回ったツアー通算14勝の谷原秀人(41)=国際スポーツ振興協会=は69と伸ばし、通算5アンダー単独首位に浮上した。日本一決定戦は新鋭が93年ぶりのアマチュア優勝を果たすのか、それとも歴戦のベテランが意地を見せるのか。

 河本はショットの良しあしにかかわらず、楽しそうにプレーした。その姿は最終組を追うテレビ中継のカメラにも映し出された。「カメラは慣れていないけど、嫌な感じはしない。緊張はするけど対応力がある。楽しむというか、緊張しないとスーパープレーは生まれない」。初出場の大舞台でも、41歳のベテランと肩を並べて歩いても、ゴルフを始めたときと同じような振る舞いを18ホール続けた。

 最終18番パー5で試練が訪れた。日本人ではめったにいない平均飛距離330ヤードというドライバーを強振。しかし、球は右隣の13番ホールへ飛んだ。18番へ戻すには林の中を通さないといけない。2打目は狙いと別方向へ飛び出したが、運よく木々の間を抜けた。「ラッキーでした」。169ヤードの3打目を2メートルにつけた。

 ただ、バーディーパットは球を置こうとしても動くので、何度もやり直す。ピッチマークの修復も完全にはできない。球がぎりぎりで止まるところから打とうとすると競技委員が寄って来て、誤所からのプレーの可能性を指摘された。マーカーを後ろにずらし、ボールの止まった位置から打った球はカップの横を抜けた。

 「あのまま打っていたらペナルティーだったかもしれない。でも、あれでラインを忘れちゃって」。小さなことにとらわれず、全てを受け入れる器量の大きさがある。

 この日はティーショットが右に左に曲がり、ラウンド中は原因をつかめなかった。「(最終日は)目標の3アンダーをクリアできて、優勝できなければ仕方ない。できたら幸せ」。あくまで追うのはスコア。1927年の第1回大会を制した赤星六郎以来となるアマチュア優勝はおまけだと思いながら、最後の18ホールを戦う。

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