「男子ゴルフ・Ａｂｅｍａツアー・ＰＧＭチャレンジ２・第１日」（１６日、ＰＧＭ総成＝パー７０）

　女子ゴルフの新アイドルとしてファンが多い三浦桃香（２１）＝アウトソーシング＝３バーディー、４ボギーの１オーバーで１４４人中１０２位発進となった。２日目を終えて６０位タイに入れば、国内男子大会で女子初の予選通過者となる。韓国女子ツアーを主戦場にする幡野夏生は３オーバーで１２８位。首位は小池一平ら３人で６アンダー。

　ドキドキの初体験。その感想は「距離が長い！」。それでも三浦は果敢に攻めて、上がり３ホールで２バーディー。１６番は１５１ヤードの２打目を７番アイアンで３０センチにつけ、１８番は３メートルを沈めた。

　今週の女子ツアー、デサントレディース東海クラシックが行われる新南愛知ＣＣは６４５６ヤードでパー７２なのに対し、今大会は６７３８ヤードでパー７０。５００ヤード台のパー４が２つもある。

　紺のシャツに黄のパンツ姿で登場した三浦は、１番パー４は緊張から右ラフ、左バンカーとミスが続きボギー。だが、６番でグリーンエッジから５８度のウエッジの歯で打つ“技”でチップインバーディーを決め、笑顔を取り戻した。

　昨年１１月の日本女子プロゴルフ協会プロテスト最終日を体調不良で棄権し、３年連続不合格になって以来の試合。アレルギー性の疾患で、２日続けて紫外線を浴びると発熱や発疹の恐れがあるという。ファンから心配の声が相次ぎ「今の姿を（テレビで）見てほしい」と出場を決めた。

　この日は体調も問題なく「最後の３ホールは（男子プロの）足元にいられたかな」。初日を終えて予選通過ラインは２アンダー。やや厳しい状況だが「女子初の予選通過の意識はあります！明日は６６で回る！」と元気に言い切った。