松山英樹 出遅れ72位も前向き「ミスの差全然違う」

 「米男子ゴルフ・ノーザントラスト・第1日」(20日、TPCボストン=パー71)

 7年連続プレーオフ(PO)シリーズ進出の松山英樹(28)=LEXUS=は4バーディー、3ボギーの70で回り、1アンダーで72位発進となった。首位とは6打差。7アンダーのトップはハリス・イングリッシュ(米国)ら4人。タイガー・ウッズ(同)は3アンダーで30位。

 POシリーズは進出した7年とも最終戦まで残っている松山。20年の初戦は上位に食い込んでポイントランク30位以内を守りたいところだが、第1ラウンドは後半で失速した。

 出足はショットが好調。1番は左ラフから60センチにつけ、2番も残り93ヤードをまたも60センチに。距離の短い4番パー4はドライバーでグリーン左のバンカーに入れたが、そこから1メートルに寄せ、3つバーディーを先行させた。

 しかし、8番パー3ではバンカーから寄せ切れず、11番も14メートルから3パットと徐々に後退。17番はグリーン左の深いラフから寄せをミスし、18番は2・5メートルのチャンスを逃すなど、悪い流れのままプレーを終えた。

 それでも本人には暗い表情がなく「なかなか思うような感じじゃなかったが、ミスの傾向が今までとちょっと違ってきている。そこはすごくよかった」と淡々。「いいショットが増えてきている。今までのミスと、きょうのミスの差が全然違う。まだまだ上位に行けるチャンスはある」と前向きだった。

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