松山英樹、18位後退も逆転諦めない 首位と5打差「まだチャンスある」

 「米男子ゴルフ・全米プロ選手権・第3日」(8日、TPCハーディングパーク=パー70)

 16位で出た松山英樹(28)=LEXUS=は3バーディー、2ボギーの69で回り通算4アンダー18位に後退した。首位との差は変わらず5打。昨年大会2位の36歳、ダスティン・ジョンソン(米国)が11位から65をマークし通算9アンダーでトップに立った。65のスコッティ・シェフラー、67のキャメロン・チャンプが1打差2位、3連覇を狙うブルックス・ケプカ(以上米国)ら3人がさらに1打差4位に並んだ。タイガー・ウッズ(米国)は72で2オーバー59位。

 追い上げを図った第3ラウンドに松山は悔いを残した。「後半になって初日のようにショットが荒れてしまったのが残念」と表情は険しい。首位との差は5打のまま、順位は二つ下がった。

 前半はフェアウエーやグリーンを外しても見事にカバー。3番、5番は入りそうな寄せでパーを拾った。短いパー4の7番、易しいパー5の10番でしっかり伸ばし通算5アンダー。この時点でトップ10に名を連ねた。

 順位を「確認していた」という松山。「ショットの感触が良かったから、もうちょっと伸ばしていけるかな」とさらに浮上を期した後半、ティーショットが暴れだす。11、12番は3メートル前後のパーパットを沈めて耐えたが、難しい13、14番は1打目をラフに入れての連続ボギーに肩を落とした。

 それでも18番は好ショットから4メートルのバーディーパットを決め「気持ち的に助かった」と息をついた。最終日、大会史上最大の逆転劇は7打差。5打差以内に20人がひしめく大混戦で先頭に躍り出るには、突出したスコアが必要になる。「自分が良いプレーをすればまだチャンスはある」。30度目出場のメジャーで、諦めずに頂点を目指す。

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