渋野日向子、全英連覇から米国遠征!「優勝が目標」最終目標の5大メジャー制覇へ始動

 渋野日向子
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 女子ゴルフの渋野日向子(21)=サントリー=が6日、オンライン会見を開き、20日開幕の全英女子オープン(ロイヤルトルーンGC)連覇を高らかに宣言した。全英出場後はその足で米国へ渡り、ANAインスピレーション(カリフォルニア州)から10月の全米女子プロ選手権(ペンシルベニア州)まで約2カ月の大型遠征を行うことも発表。シブコが生涯最大の目標に掲げる5大メジャー制覇へ動き出した。

 輝く目で真っ正面を向いて答えた。連覇がかかる全英女子オープン開幕まであとわずか2週間。渋野は7日の渡英を前に「2連覇ができるのは私だけという思いはある。イギリスから世界へ元気を与えられるようなプレーをしたい。優勝?そこが目標です」と歯切れよく言い切った。

 昨年は林間コースで初優勝を果たしたが、今年はリンクスでの開催。強風、変わりやすい気候との戦いも強いられる。「今まで経験したことがないので、本当に自信はありません」。それでも風の下をくぐらせる低い球を習得するなど、可能な限りの準備は整えた。

 英国では前週のスコットランド女子オープン(13~16日)で肩慣らしをし本番を迎える。帯同キャディーは青木翔コーチで昨年大会以来の優勝タッグ結成。「イギリスは青木さんと2人です。ゴルフ、試合に関しては不安はまったくない。私の技量と頭では対応できないので、相談しながらやりたい」と実戦のイメージを描いた。

 この日は全英を含む大型遠征のスケジュールも明らかになった。全英閉幕後はすぐに渡米。2週間の自主隔離を経て、メジャーのANAインスピレーション(9月10~13日)に参戦する。続く米ツアー3試合は推薦出場を模索。全米女子プロ選手権(10月8~11日)後に帰国する。これにより楽しみにしていた地元岡山で開催される日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯(9月10~13日)をはじめ国内の8、9試合は欠場となる。

 「(この日程は)7月末にひとりでずっと悩んで、人に相談する選択肢もあったけど、自分自身で決めた。今年はアメリカの予選会が中止になったので、来年から参戦するためには(米ツアーで)優勝するしかない。それなら挑戦するしかないと思いました」。ポイントが高い米ツアー参戦により、東京五輪に出場できる世界ランク15位以内の維持も考慮しての判断だった。

 最終的な目標は5大メジャー制覇、生涯グランドスラムの達成。「世界で一番デカい試合が5つある。全部制覇したい思いは強い。オリンピックはメジャーとは別だと思うけど、どれも勝ちたいです」。まずは全英を連覇し、世界を再び驚かせる。

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