松山英樹が4位浮上 首位と2打差で重圧も「感じないタイプ」Vへの鍵はパット

 「米男子ゴルフ・メキシコ選手権・第2日」(21日、チャプルテペックGC=パー71)

 松山英樹(27)=LEXUS=は9バーディー、2ボギーの64と伸ばし通算9アンダーで首位と2打差の4位に浮上した。70で回った今平周吾は2オーバーで42位、72の石川遼は10オーバーで70位。63をマークしたブライソン・デシャンボー(米国)が通算11アンダーでトップ。72選手が4日間を予選落ちなしで争う。

 松山は5位だった前週のジェネシス招待で第3ラウンド(R)を64で回り、最終Rでも一時首位と2打差まで迫った。ショットの好調を今週も維持している。出だしの10番パー4で第2打をピンそばにつけてバーディー発進。グリーン上もさえて2~3メートルをきっちりと沈め、前半は四つのバーディーを奪った。

 後半は、終盤で短いパットを外して二つのボギーをたたいたが、1番からの3連続を含む五つのバーディー。「ミスの幅が狭まった。すごくいいプレーができている」と笑みもこぼれた。

 首位と2打差で優勝争いを目指す。「この2日間と同じプレーができれば絶対に上位には残れる」と自信を見せる一方、「上位にいるので、多少なりとも変わってくると思う」と重圧がかかることも頭に入れる。「ショットは(重圧の)影響を感じないタイプ」だけに鍵はパットとなる。

 第3Rは世界ランキング1位のマキロイ(英国)と同4位のJ・トーマス(米国)のビッグネームと同組で回る。「久々の上位の3日目はすごく楽しみ」と充実感を漂わせた。

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