安田祐香 日本人最高2位でQT突破「目標はまず1勝したい」

 「女子ゴルフ・QTファイナルステージ・最終日」(6日、こだまGC=パー72)

 来季ツアー前半戦の出場優先順位を決める最終予選会は、3位から出たミレニアム世代の中心選手・安田祐香(18)=フリー=が3バーディー、ボギーなしの69で回り、通算12アンダーで日本人最高の2位通過を果たした。67をマークしたフェービー・ヤオが通算15アンダーでトップ通過。アン・シネは70でまとめ、通算イーブンパー25位で通過を決めた。

 堂々の日本人トップ通過だ。安田はこの日も持ち前の安定感抜群のゴルフを継続。スタートの1番で残り124ヤードの第2打を3メートルに寄せてバーディー発進すると、12番で7メートルを入れてスコアを伸ばす。最終18番は10ヤードのアプローチでチップインバーディー。35位前後までが来季前半戦の出場権を得る中、余裕の2位通過を決めた。

 元アマチュア世界ランク5位。QTに付きものの息苦しさとは無縁だった。ピンチは10番の2メートルのパーパットくらいで「今日はピンチらしいピンチもなかった。緊張もなかったです」と事もなげに振り返った。

 ナショナルチーム時代の好敵手で今年富士通レディースで優勝して先にプロ転向を果たした古江彩佳に刺激をもらった。「高校時代(同じ兵庫・滝川二高)から戦ってきて、自分が強くなれる大きな存在。来年同じ場所で戦いたいと思わせてくれた。今週へのモチベーションを上げてくれました」と感謝した。

 最終QTを軽々と突破し、来年はいよいよツアーの舞台にプロとしてデビューする。「目標はまず1勝したい。米ツアーは5年以内に行けたらいいなと思います」。今年は渋野日向子がQT40位から大ブレーク。安田も渋野に続き、そして、追い越す。

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