「男子ゴルフ・マイナビＡＢＣ選手権・第２日」（１日、ＡＢＣＧＣ＝パー７２）

　岩田寛（３８）＝フリー＝が４バーディー、１ボギーの６９と伸ばし、通算１０アンダーで首位を守った。趙珉珪（韓国）も並んでいる。２年連続賞金王を目指す今平周吾は通算７アンダー５位に上がった。

　岩田は６、１８番のパー５をいずれも２オンしてバーディー。「パターがあまりよくなかった。イメージと違う転がりをしたり」と言いながら、１６番では１０メートルのパットも決めた。

　寡黙な選手で、考え込むようにプレーする姿はまるでフェアウエーの哲学者。報道陣に不調を脱したのではと問われると「基本的に気持ち悪い。悪くない時がない」という。「気持ち悪くないと、逆に気持ち悪い」と禅問答のような受け答え。

　今後の高額賞金大会に備え、好きではないランニングで体力を強化したという。まずはチャンスが来た今大会の決勝ラウンド。「この２日間は、フラットな感じでできた。そういうふうにやりたいが…。ひとつひとつ」。優勝インタビューはどんな言葉で語るか。