渋野日向子VS原英莉花 1億円突破対決!黄金世代同期バーディー合戦に期待

 「女子ゴルフ・デサントレディース東海クラシック」(20日開幕、新南愛知CC美浜C=パー72)

 シブコと英莉花が1億円突破対決だ!女子ゴルフのデサントレディース東海クラシック(賞金総額8000万円、優勝1440万円)が、20日に愛知県美浜町の新南愛知CC美浜C(6437ヤード・パー72)で開幕する。注目の全英女王・渋野日向子(20)=RSK山陽放送=は原英莉花(20)=日本通運、新垣比菜(20)=ダイキン工業=と「黄金世代トリオ」のペアリング。渋野は優勝で、原は単独2位以上で、日本ツアーの生涯獲得賞金が1億円を突破する。

 同学年の渋野と原は、プロテスト合格も同期で何かと因縁がある。

 6月のアース・モンダミン杯ではAIG全英女子オープンの切符をV戦線で争った。原が2位、渋野が4位だったものの、大会終了時点での賞金ランキングで決まるため渋野が出場権を獲得。原は涙をのんだ。渡英した渋野は快挙を達成した。さらに渋野の帰国2戦目だった8月のNEC軽井沢72では、ともに1打差2位から最終日最終組対決。渋野は3位、原は9位だった。

 「そー言われると、確かに。縁がありますね」と渋野。今大会は、ともに日本ツアーの生涯獲得賞金1億円突破がかかる。残り約800万円の渋野は優勝で、残り約600万円の原は単独2位以上が条件。「ありゃ、そうなんですね、また」と目を丸くした。

 渋野は5月のサロンパス杯で優勝した直後から、ビームスゴルフとウエア契約を結んだ。しかし、今大会は主催するデサント社ブランドのルコックを着用している。

 「ルコックが好きなので、自分で買ってきました。去年のアース・モンダミン杯でホールインワンをした時もそうだし、その同じ服でプロテストも受かった。今は妹が大事に着てます」

 一方、原は「今週は14本中10本、クラブを変えました。とくにウエッジ2本は、先週の土曜日にミズノの養老工場へ行って、今まで使っていたジャンボ(尾崎将司)さんのウエッジに似せて削ってもらいました。楽しみです」と腕をぶす。1億円突破については「衝撃。見たことないけど、すごいというイメージしかない」と話した。例年、ハイスコアとなる大会だけに2人の“1億円争奪バーディー合戦”に期待が集まる。

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