石川遼69でスコア伸ばすもV絶望 順手に変更でパット改善「カップに触るように」
「男子ゴルフ・フジサンケイクラシック・第3日」(7日、富士桜CC=パー71)
前日首位タイだったチャン・キム(米国)と韓国の崔虎星(チェ・ホソン)がともに70で回り、通算13アンダーでトップに並んだまま最終日に向かう。石川遼(27)=CASIO=はパットがやや回復して69、通算4アンダーに伸ばして12位に上がった。
石川は4バーディー、2ボギーの69で回ったが、首位との差は9打。優勝は絶望的で、最終日の目標を通算2桁アンダーに切り替えた。
前日苦しんだパッティングは、やや改善した。今大会は握りをクロスハンドにしていたが、5番から順手に変えたのがきっかけだった。「それぞれのよさがある。今日は変えたことで、5メートルのパットがカップに触るようになった」という。ピンチだった18番では3・5メートルのパーパットをねじ込んでガッツポーズをつくった。
現在3連戦中で、次週のANAオープン(北海道)も出場するが、その翌週に韓国であるシンハン・ドンヘ・オープンの欠場を決めた。「今年は腰の故障から始まった。けがをしてからでは遅い」と説明。来季をにらみ、12月まで試合をしながらトレーニングの量も増やしていく。