石川遼首位と7打差10位後退 流れ乗れず3戦連続Vに赤信号

 「男子ゴルフ・RIZAP・KBCオーガスタ・第3日」(31日、芥屋GC=パー72)

 自身初の3試合連続優勝がかかる石川遼(27)=CASIO=は69と伸ばしきれず、通算13アンダーで7打差の10位に後退した。前日首位に立ったツアー2年目の比嘉一貴が67で回って通算20アンダーとし、トップを守った。2位に3打差をつけて初優勝を目指す。

 石川の連続優勝に赤信号がともった。1イーグル、3バーディー、2ボギーで3打伸ばしたが、上位勢はさらに好スコアで首位との差は前日の5打から7打に。「(優勝は)他力になってしまう。いいスコアで回っても勝てるか分からない位置になってしまった。悔しい」とつぶやいた。

 1番はラフとバンカーを渡り歩いてボギー発進。6番パー5で残り226ヤードを2オンさせ、9メートルを沈めてイーグルを奪い流れに乗れるかと思われたが、その後はショットがピンに絡まなかった。

 2010年中日クラウンズ最終日に58(パー70)を出して6打差を大逆転したことはあるが、今回はそれを上回る7打差。「ベストを尽くしていいプレーをしたら、初めてスコアにつながる。そこを目指したい」。自分を奮い立たせるように気丈に語った。

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