昨年以来優勝へ!有村が単独首位浮上「パットがよくなった」
「女子ゴルフ・大東建託いい部屋ネットレディース・第3日」(3日、鳴沢GC=パー72)
プロ14年目の有村智恵(31)=日本HP=が前日サスペンデッドになった第2ラウンドの残りと第3ラウンドをプレーし通算11アンダーで単独首位に立った。最終日は昨年サマンサタバサ以来の通算15勝目を目指す。浜田茉優が1打差の通算10アンダー2位。昨年優勝の黄アルム、一昨年優勝の成田美寿々、アマチュアの古江彩佳(兵庫・滝川二高卒)と藤田さいきが通算9アンダーで3位に並んだ。
最終18番、有村は奥から4メートルを沈めてバーディーフィニッシュを決めた。直前にトップにいた同組の黄がグリーン手前の池に打ち込み単独首位へ。「今日はパットがよかった。先々週からどんどんよくなっているので、ゆとりを持って攻めていけた」と振り返った。
タイトな1日だった。この日は前日の残り3ホールと第3ラウンドの18ホールの計21ホールをプレー。「2日目の残りが終わった後にいったんホテルに戻って2時間ほど寝たのがよかったです」と振り返った。
パットの調子が上向いたのは、2週間ほど前に思い立って通販で2000円で購入した練習用パターマットのおかげだった。男子の元賞金王・藤田寛之監修で「私はアウトインになるクセがあるんですけど、それを使って練習したらまっすぐストロークできるようになった。おかげで苦手の下りスライスも打てるようになった」と効果を説明した。
最終日は最終組から昨年サマンサタバサでの“復活V”以来の優勝を目指す。「パットがよくなったのでアプローチも2メートルに寄ればいいという感じで体が動く。明日も余裕を持ってプレーできたらいい」と通算15勝目を見据えた。




