【綾子の視線】松山選手、何かを変える時が来ているのかもしれません

 第2ラウンド、11番でラフからショットを放つ松山英樹=ロイヤルポートラッシュGC(共同)
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 「男子ゴルフ・全英オープン選手権・第2日」(19日、ロイヤルポートラッシュGC=パー71)

 松山英樹(27)=LEXUS=は74と落とし、通算3オーバー。2打足りず、2年連続で予選落ちとなった。松山は昨年の全英後、出場25試合連続で決勝ラウンドに進んでいた。日本勢8人のうち、予選を通ったのは通算1オーバー、58位の稲森佑貴と浅地洋佑の2人だけ。J・B・ホームズ(米国)、シェーン・ローリー(アイルランド)が通算8アンダーでトップ。タイガー・ウッズ(米国)も通算6オーバーで姿を消した。

  ◇  ◇

 メジャー大会で予選落ちが続くと、人生の岐路に立っているのではないか-。何かしないといけないことへの指針を示しているのではないか-。私はいつも、そう思っていました。

 第2のステージというのは、誰にでも必ずあります。私たちプロの世界でも同じこと。極端な話をすると、クラブを置くことだって選択肢の一つです。私も現役時代に腰を痛めた時、あの仕事の時給、日給はいくらだろう、ゴルフ場の事務室とかマスター室で働けないかな、コース管理で草むしりをするのもいいかな、なんてことを考えたことがあります。あと、大型免許を取って長距離トラックの運転手にもなりたかったんですよ。これは今でもチャンスがあれば、と思っているんですけどね(笑)。

 話が少しそれてしまいましたが、松山選手も何かを変える時が来ているのかもしれません。例えば、松山選手は筋肉が硬く、力はあるけど、一定方向にしか働いていないように思います。イチローさんのような、ねじって力を発揮できる、寿命を長くする筋肉をつけるのが理想です。筋肉はトレーニングで変えられますから。良いトレーニングコーチを付けるのもいいですが、せっかく米国にいるんですから、イチローさんのトレーニングに入れてもらうのもありじゃないかな。1カ月でも2カ月でも、ツアーは休んだっていいんです。人生はまだまだ、ここからが長いんですから。

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