松山4打差16位 久々の上々出足にホッ 14番イーグルは「入っていた」

 「米男子ゴルフ・全米オープン選手権・第1日」(13日、ペブルビーチ・リンクス=パー71)

 日本男子初のメジャー制覇を目指す松山英樹(27)=LEXUS=は1イーグル、3バーディー、3ボギーの69で回り、2アンダーで首位と4打差の16位でスタートした。6アンダーのトップは2013年大会覇者のジャスティン・ローズ(英国)。3連覇がかかるブルックス・ケプカ(米国)は松山と同じ16位。タイガー・ウッズ(同)は1アンダーで28位。

 ティーショットはさえたが、惜しいチャンスを生かせないシーンが何度もあった。それでも松山は、出遅れることが多い最近では珍しい上々の出足に、ほっとした表情を浮かべた。

 スタートでは暗雲を漂わせた。1ホール目の10番パー4で第2打をグリーン左に外して深いラフ。アプローチが芝の下をくぐって届かないミスショットで4オン1パットのボギーとなった。だが、直後の11番で2・5メートルを沈めて帳消しに。14番パー5では花道からの36ヤードを足を使った寄せで直接カップに放り込むイーグル。大歓声に笑みもこぼれた。

 その後は16、17番でいずれも2メートルを逃して伸ばせなかった。名物の7番パー3も左に外してボギーとしたが、大きく崩れることはなかった。

 松山自身がキーポイントに挙げたのは、最初の10番だった。「あそこ(グリーン左)は練習ラウンドでもラフが深いことは分かっていて警戒していた。入れてしまったが、ボギーで収まってよかった。ダブルボギーにしていたら、流れが変わっていたと思う」と振り返った。イーグルについては「狙って打ったわけじゃないが、入ってしまったんで、あらら…みたいな。(入ったところは見えず)歓声が大きくて、どうしたんだろうと思ったら入っていた」と笑った。

 メジャー初制覇への気負いはない。「やることはいろいろと変わってくる。そのときの気分でしっかり練習したい」と冷静に話した。

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