全米女子OP日本勢大量13人出場 42年ぶり2人目のメジャー女王誕生に期待

 「米女子ゴルフ・全米女子オープン」(30日開幕、サウスカロライナ州CCチャールストン=パー71)

 女子ゴルフのメジャー第2戦、全米女子オープン選手権は30日からサウスカロライナ州チャールストンのCCチャールストン(パー71)で行われる。米ツアーでトップ選手として活躍する畑岡奈紗(20)=森ビル、日本ツアーで今季2勝を挙げている勝みなみ(20)=明治安田生命=ら日本勢は大量13人が出場。1977年に全米女子プロ選手権を制した樋口久子以来、42年ぶり2人目となる日本人メジャー女王誕生に期待が懸かる。

 日本勢は13人が出場。中でも注目はやはり1998年度生まれの「黄金世代」だ。

 世代の旗手、畑岡は世界ランキング5位につける。4月の起亜クラシックで米ツアー通算3勝目を挙げるなど着実に実績を重ねており、前週のピュアシルク選手権で2位と上り調子。海外の強豪に引けを取らない力強いショットで、厳しい設定のコースに挑む。

 日本ツアーで活躍する勝は前週に優勝し、世界ランク50位以内に滑り込んで出場を決めた。平均のバーディー数、パット数が今季ツアートップ。4月には米ツアーに初参戦して17位に入った。世界で戦う力は十分に備わっている。

 最終予選会で出場権を獲得した新垣比菜と天本遥香も同世代。また2000年度生まれの「ミレニアム世代」からは山口すず夏とアマチュアの吉田優利、上野菜々子の3人が出場。日本ツアーをにぎわせている若い世代が、海外メジャーにも勢いを持ち込むか。

 実力者にも期待が懸かる。鈴木愛は複雑な傾斜のグリーンで最大の武器、パットの力を出し切れば面白い。復活を果たした比嘉真美子はショットの力がある。今季は苦戦が続く上原彩子、横峯さくらの両ベテランは調子を上げて向かいたい。

 前回覇者アリヤ・ジュタヌガーン(タイ)はやや元気がない。昨年プレーオフで敗れたキム・ヒョージュ、メジャー2連勝を狙う高真栄ら韓国勢やブルック・ヘンダーソン(カナダ)、ミンジ・リー(オーストラリア)が争いの軸になりそうだ。

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