香妻陣一朗、姉の琴乃に負けん!首位と3打差6位に急浮上 フェードに変え好スコア

 「男子ゴルフ・ダイヤモンド・カップ・第2日」(10日、総武CC総武=パー71)

 65位から出た香妻陣一朗(24)=フリー=が、この日のベストスコアタイとなる67をマークして通算1アンダー、首位と3打差の6位に急浮上した。通算4アンダーのミカローレン・シン(米国)が首位。2打差2位に池村寛世ら4人がつけた。前週Vの宮本勝昌、前年覇者の池田勇太は予選落ちした。

 身長165センチ。スポーツ選手としては小柄な香妻がV戦線に浮上した。「ショットの感触もティーショットも良かった。ラフに落ちたのがフェアウエーにまで戻ったりしてラッキーも多かった」と、表情を明るくした。

 12年には日本アマチュア選手権3位、九州アマで優勝するなどの活躍を見せ、同年11月にプロ転向。16、17年とシード権を獲得していたが、18年に喪失。今大会は主催者推薦で出場している。オフにはジュニア時代から「基本ドローを打っていた」球筋を、フェードに変えた。今季は開幕戦と先週と2試合続けて予選突破。3戦目のこの日も好スコア。「うまくかみ合っている感じ」という。

 姉・琴乃(27)も女子ツアーで活躍中。「(姉の)成績はネットで見たりします。向こうは見ているかどうかは知りませんが…」と、刺激にしている。昨年、琴乃がツアー初優勝した時には「自分も早く優勝したいと思った」という。首位とは3打差のV圏内。香妻が「上をめざしたい」とVロードを見据えた。

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