50歳・手嶋多一 4位タイ発進“刻みゴルフ”奏功 4年ぶりレギュラーツアーVへ

 「男子ゴルフ・ダイヤモンド・カップ・第1日」(9日、総武CC総武=パー71)

 今季シニアツアーで初出場初優勝を飾った手嶋多一(50)=ミズノ=が2アンダー、69をマークし、アマチュアで東北福祉大の米沢蓮らと並ぶ4位タイの好スタートを切った。4アンダー、67で回ったタイ出身のダンタイ・ブーマが首位。1打差の2位に池村寛世ら2人がつけた。

 同組は谷口徹とプラヤド・マークセン。“シニア組”3人の中でベストのスコアをマークした手嶋は「昨日(練習ラウンドで)回った時から、感じ良いなと思いました。(スタートの)10番でいきなり3メートルくらいのパーパットが入ってくれたのが良かった」と笑顔を見せた。

 “刻みゴルフ”が奏功して3バーディー、1ボギー。ドローヒッターの手嶋にとって、右ドッグレッグのホールが多いこの舞台は不利だが「ドライバーでフェードは打てないので、今日は堅く3番ウッドで、フェアウエーに打とうと思ってプレーしたのが良かった」と振り返った。

 今季はシニアツアーのデビュー戦だった開幕戦でいきなり優勝。それでも「シニアは(レギュラーツアーと)重なっていない試合にもう1~2試合出ます。メインはレギュラーツアー」という。

 14年の日本プロ選手権優勝で得た5年シードは今季で終了する。首位とは2打差。2日目以降については「とりあえず予選を通って、その後考えます」。15年ミズノ・オープン以来のレギュラーツアーVへマイペースで歩を進める。

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