池田勇太、通算20勝 32歳275日!中嶋、ジャンボに次ぐ年少到達

 「男子ゴルフ・ダイヤモンド・カップ・最終日」(23日、武蔵CC笹井=パー71)

 首位から出た池田勇太(32)=フリー=が4バーディー、1ボギーの68で回り、通算15アンダーで2位に6打差をつけて通算20勝目を挙げた。1973年のツアー制度施行後11人目で、32歳275日での到達は中嶋常幸、尾崎将司に次ぐ3番目の若さ。今季初優勝で、10季連続の勝ち星となった。

 節目の20勝は後続を寄せ付けない圧勝だった。1番をボギーとしたが、2番で残り204ヤードから3メートルにつけてすぐに取り返すと、他が崩れたこともあってあとは独り旅。6番で3つ目のバーディーを決めたときには、早々と勝利を確信したという。

 今年は優勝争いにあまり絡めず、周囲からの「早く20勝目を」の声を意識することもあったが「達成すると、いつもと大して変わらないね」。6打差がついたことには「技術力の差が出たのかもしれない」と言ってのけ、デビュー10年での達成に「自分をほめてあげたいね」と自画自賛。その一方で「かかわってきた、いろんな人たちに、本当に感謝でいっぱい」と気遣いも忘れない。

 賞金ランク1位の今平周吾まで1455万円差に迫った。3位に上がり「上の人たちにプレッシャーをかけられたかな」と不敵な笑みも。昨年は4大メジャーすべてで予選落ちし、今年も振るわなかった(マスターズ=予選落ち、全英オープン=61位、全米プロ=65位)。世界ランクは98位まで落ちた。「当面は最終戦の日本シリーズまで集中する」といい、永久シードの25勝を目標に掲げたが、海外へのファンの期待も高まりそうだ。

 20勝達成時の年齢で、大先輩の倉本昌弘をわずかに24日抜いた。そのことを知らされると「よし!それが一番うれしい!マッシー(倉本の愛称)に連絡しておこう。ネタになるんで」。最後も豪快に笑った。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ゴルフ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ゴルフ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス