「女子ゴルフ・アジアパシフィック女子アマチュア選手権・最終日」（２８日、ザ・ロイヤルＧＣ＝パー７２）

　首位から出た安田祐香（１８）が６５をマークして通算１１アンダーで２位に８打差をつけて初優勝した。安田はエビアン選手権（７月）、ＡＩＧ全英女子オープン（８月）のメジャー２大会の出場権を獲得した。前回覇者のアタヤ・ティティクル（タイ）が２位。西村優菜が通算１オーバーの５位、古江彩佳は３オーバーの７位だった。

　最終ラウンドは安田の独り舞台だった。７バーディー、ボギーなしで２位とは８打差。「タフなコンディションでも集中できた。パットも入って不安がなかった」と満足そうだった。

　昨年の世界女子アマチーム選手権（アイルランド）の個人で２位、今春のオーガスタ・ナショナル女子アマ選手権（米国）では３位と国際舞台で力を発揮する。今回の勝利でメジャー２大会と、来年のオーガスタ・ナショナル女子アマの出場権を獲得。「メジャーに出られるなんて夢のよう。でも、オーガスタはプロテストに合格したら行けなくなる」と少し困ったような表情だった。