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谷川翔、連覇に満面の笑み 令和最初の王者「目指します」

 「体操・全日本選手権」(28日、高崎アリーナ)

 男子は予選首位の谷川翔(20)=順大=が、この日も6種目で安定した演技を並べ、2日間合計170・265点で2連覇を達成した。5月のNHK杯(東京)も含めた合計点で決まる個人総合枠での世界選手権(10月・シュツットガルト=ドイツ)代表入りへ大きく前進した。白井健三(23)=日体大大学院=は鉄棒での2度の落下が響き、決勝進出30人中30位。女子は寺本明日香(23)=ミキハウス=が4年ぶり2度目の優勝を飾り、4連覇を狙った昨年の世界選手権銀メダリスト、村上茉愛(22)=日体ク=は2位だった。

 決勝前に行ったパフォーマンスは投げキッス。時代をけん引してきた絶対王者・内村航平が予選落ちした平成最後の全日本で、次の時代を占う王座に就いたのは、ちょっぴりお調子ものの20歳だった。連覇を決めた谷川翔は「天皇杯をもらった時に、平成が終わるんだなと実感した。すごくうれしい」と、満面の笑みで戴冠の喜びに浸った。

 重圧を乗り越えた。予選1位の追われる立場。順大の先輩である萱、兄・航らが追いかけてくる。「恐ろしかった」。正念場のあん馬。高難度の構成を見事に完遂し、14・800点の全体トップで、勝負を決めた。予選、決勝とも大きなミスなし。水鳥寿思強化本部長も「来年(五輪)に向け、エースの存在になる」と、うなった。

 昨年はNHK杯の最終種目鉄棒で落下し、ほぼ手中にしていた世界切符を逃した。悲願の世界体操へ、勝負は再びNHK杯。「『令和最初のチャンピオンに』って言った方が書きやすいですか?」と笑いながら、「目指します!」と言い切った。あどけなさに、1年分の自信を加えた笑顔が“谷川翔時代”の到来を予感させた。

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