宮崎強化本部長が世界選手権を総括 メダル0の男子に危機感

 混合ダブルスで銀メダルを獲得した吉村真晴(左)と石川佳純
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 日本卓球協会の宮崎義仁強化本部長が28日、ブダペストで取材に応じ、前回のメダル5個を下回る3個だった日本勢について「複数メダルを獲れているので悲観的ではない」と総括。ただ、男子はシングルス、ダブルスともに表彰台を逃しただけに「韓国の方が強いかもしれない」と危機感を募らせた。

 韓国は今大会、張本智和を破った世界ランク157位の安宰賢が銅メダルを獲得したのを筆頭に力を見せつけた。目を引くのは日本選手にはないパワフルなフォアハンドの決定力。宮崎強化本部長は「日本は全部バックハンドでやろうとしているが、それだとパワー不足。もう少しフォアで決めきる育成をしないと」と指摘した。

 昨年ジュニア世代で日韓交流合宿を行った際、韓国の厳しいフットワーク練習などに驚いたという。「(日本より)20年遅れているが、逆にそれをいまだに貫いているのかと。男子にはパワーが必要なので、見習わないと」と“韓流”のフィジカル強化に日本男子の未来を見いだした。

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