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小平智スランプ乗り越えV 号泣の美保夫人と熱い抱擁 米ツアーへ再挑戦だ

 優勝を決め、美保夫人に抱きつかれ満面の笑みを浮かべる小平智
 美保夫人(左)からキスを求められる小平智
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 「男子ゴルフ・日本シリーズJTカップ・最終日」(2日、東京よみうりCC=パー70)

 米ツアーを主戦場にする小平智(29)=Admiral=がプレーオフを制し、今季日本ツアー初優勝、同6季連続の勝利で国内通算7勝目を挙げた。石川遼(27)、黄重坤(韓国)と通算8アンダーで首位に並び、18番パー3を使用したプレーオフ1ホール目で、ボギーより多いスコアが確定した石川、黄に対し、パーをセーブして優勝を決めた。初優勝を狙った堀川未来夢は5位。8位に入った今平周吾(26)=レオパレスリゾート・グアム=が初の賞金王に輝いた。

 プレーオフの1ホール目、小平が1・5メートルのウイニングパットを打った。固唾(かたず)をのんで見守る大ギャラリー。直後にボールがカップに落ちる乾いた音が響いた。グリーン横から駆け寄った美保夫人と歓喜の抱擁。泣きじゃくる愛妻を優しく抱き留め、勝利の味をかみしめた。

 「最後のパットはラインに打ち出すことしか考えていなかった。最終戦で日本のファンの皆さんにいいところを見せられて、本当にうれしかった」

 首位と4打差11位からスタートし、4番パー4のチップインバーディーで流れをつかんだ。6番パー5は第2打を3メートルにつけてイーグル。2オンした17番パー5でもスコアを伸ばし首位を捉えた。

 今季は4月の米ツアーRBCヘリテージで初制覇し、以後主戦場を米国に移したものの、PGA選手の飛距離、球の高さの違いに戸惑い、結果を出せず悩んだ。そんな時、スランプ脱出のきっかけをくれたのが専属キャディーの大溝雅教さんだった。

 「10月くらいに『もっと適当にやれ』と。飛距離を出そう、高い球を打とうとして、調子とスイングが変わってしまったけど、あの言葉で自分の持っているものを磨こうとシンプルに考えるようになった。それから調子が上がり、今週につながった」

 この優勝で13年日本ゴルフツアー選手権、15年日本オープンに続き日本タイトル3冠制覇を達成し、次なる目標はもちろん主戦場の米ツアー2勝目、そして悲願のメジャー優勝。「これで慢心することなく、来年1年アメリカで戦える体作りをし、技術を身につけたい」。晴れやかな笑顔で高い志を口にした。

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