新垣比菜、67で革命的首位発進 「お気に入り」ゲバラTシャツで6バーディー

 「女子ゴルフ・CATレディース・第1日」(17日、大箱根CC=パー73)

 「黄金世代」の19歳、新垣比菜(ダイキン工業)が6バーディー、ノーボギーの67で単独首位発進を決めた。昨年プロデビューし、4月のサイバーエージェント・レディースでツアー初Vを飾ってから4カ月。2勝目へ向かう気持ちに、ついに火がついた。1打差2位に三ケ島かなと藤本麻子、さらに1打差4位に三浦桃香、松田鈴英ら7人が続く。

 新垣が「最近のお気に入りなんです」と、この初日に選んだ紺地のシャツにはキューバ革命の指導者チェ・ゲバラのイラストがあしらわれていた。前週、新垣自身の心にも“革命”があったらしい。

 「4月に初優勝できてホッとして、以来2勝目はまたチャンスが来た時にできたら…とのんびり構えてたんですけど、先週あたりから、本気で取りにいかなきゃいけないと思うようになった。なるべく早めにしたい」

 最近は2度の予選落ちもあり、反省を口にする。4月の初優勝は静岡県のコース。アマチュア時代から「近く(のコース)だと成績が良かった」というラッキーチャームでもある富士山を見上げる箱根で、初日からトップギアだ。

 1番バーディースタートから、前半4バーディー。後半は12、14番で3メートルのパーパットを残すピンチを乗り切り、13番で3メートル、17番170ヤードのパー3では6番アイアンでピンそば50センチにつけて、合計6つのバーディーを奪った。初V時と同じ首位発進に「験がいいですね。明日からもどんどん上を目指して頑張ります」。

 まだ19歳。ここで優勝をつかめば畑岡奈紗、宮里藍、ポーラ・クリーマーに次ぐ史上4番目の年少記録での2勝目となる。

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