【舩越園子の目】光る“午前組”Dジョンソンの3アンダー
「米男子ゴルフ・全米オープン選手権・第2日」(15日、シネコックヒルズGC=パー70)
全米オープン2日目が終わり、リーダーボードの最上段に座しているのは昨日も今日もダスティン・ジョンソン。午前中は雨が降り、午後は雨がほぼ止んでいた2日目、アンダーパーで回ったのはわずか13人。そのうち9人が午後スタート。「午後組有利」のフレーズが飛び交った。
実際、フィル・ミケルソンは初日に7オーバーと出遅れながら2日目は1アンダーで回り、大挽回して予選を通過。「易しいコンディションでラッキーだった」。しかし、早朝から雨の中で戦ったジョンソンは、それでも3アンダーで回り、2位に4打差の単独首位。ミケルソンも「素晴らしい」と絶賛した。
ジョンソンと米メディアのやり取りが興味深かった。「今日もいいプレーができた」と振り返ったジョンソンに米メディアが「なぜ、できた?」と問いかけると、「いいスコアを出したければ、いいプレーをするのみ」。明日も「いいプレーをしている限り、いいスコアを出す」。
当たり前すぎる答えだが、よくよく考えれば、天候やコンディションがどうであれ、「グッドプレーがグッドスコアを生む」という原点に帰りつく。
何を聞かれてもジョンソンの答えは単純明快で、爽快だった。
(在米ゴルフジャーナリスト)