「女子ゴルフ・ニチレイ・レディース・第１日」（１５日、袖ケ浦ＣＣ新袖Ｃ＝パー７２）

　４月のサイバーエージェント・レディースで初優勝を果たし、今季２勝目を狙う新垣比菜（１９）＝ダイキン工業＝が６バーディー、２ボギーの４アンダー６８を出して単独首位に立った。１打差の２位に１７年賞金女王の鈴木愛、松田鈴英、比嘉真美子、申ジエ（韓国）、テレサ・ルー（台湾）が並んだ。前週優勝の成田美寿々、“ツヨカワプロ”として人気沸騰中の三浦桃香は７５で５５位と出遅れた。

　今季２勝目へ絶好のスタートを切った。新垣は「難しいパー３でしっかりプレーできた。バーディーが１個に、あとはパー。そこが大きかったと思う」と、好調の要因を自己分析した。

　右手首の痛みで先々週まで２試合を欠場したが、休んでいる間も復帰に備えて、できる範囲の準備は怠らなかった。故郷の沖縄県うるま市の砂浜で毎日、１０分３セットのランニングと１４本の３０メートルダッシュに取り組み「今日はその成果が出たと思いたい」と笑った。

　サイバーエージェント・レディースでうれしい初優勝。早くも２勝目のチャンスが訪れたが「優勝してから変な気負いがなくなった。気持ちよくプレーできればいいと思う」。初Ｖ時同様、無欲が幸運を呼んでくる。