「男子ゴルフ・ミズノ・オープン・第１日」（２４日、ザ・ロイヤルＧＣ＝パー７２）

　上位４人にメジャー第３戦、全英オープン選手権（７月１９～２２日、英国カーヌスティＧＬ）への出場権が与えられる大会で、香妻陣一朗（２３）＝フリー＝が６バーディー、２ボギーの６８をマークして松村道央、竹谷佳孝と並んで首位に立った。１打差の４位に川村昌弘ら６人。石川遼は２オーバー６５位と出遅れた。

　ツアー史上最長８００７ヤードのモンスターコースを１６５センチの香妻がねじ伏せてみせた。「アイアンが切れていた」と何度もショットをピンに絡め、３連続を含む６バーディーを奪い「満足できる」と笑みを浮かべた。

　発奮材料となったのが学生時代から付き合いのある秋吉翔太の活躍。中日クラウンズで４位となり、２１日の全米オープン最終予選会では１位で出場権を獲得した。今大会には「小さい頃から知っている」という全英オープンの出場権が懸かる。燃えないわけがない。

　また姉の琴乃も最終予選会を突破して全米女子オープン出場を決めている。これには「特に刺激はない。（ゴルフで）メジャーと言えば男子」と、弟の自負心をにじませた。