石川遼 自己最悪5戦連続予選落ち 低空飛行のまま…

 「男子ゴルフ・三井住友VISA太平洋マスターズ・第2日」(10日、太平洋クラブ御殿場=パー72)

 石川遼(26)=カシオ=が自己ワーストの5戦連続予選落ちで姿を消した。81位で出て、1バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの76と崩れ、通算8オーバーで79位。抜本的なスイング改造に取り組んでおり「まだまだ練習が足りない」と懸命に前を向いた。任成宰(韓国)とスンス・ハン(米国)が通算11アンダーで首位。小平智は通算9アンダーで2打差の3位に後退した。

 パーセーブするだけでギャラリーから拍手と歓声を浴びた。好プレーで沸騰させるはずが、逆に温かな叱咤(しった)激励を送られ、石川は残酷な現実を直視するしかなかった。フェアウエーキープ率35・71%(71位)、パーオン率44・44%(68位)と低空飛行のまま。ショットの精度を欠き、右往左往した。

 米ツアーの出場権を失い、10月から日本ツアーに復帰後、根本的なスイング改造に乗り出した。好感触を手にしつつも「全く別人になっちゃう。練習場ではいい感じで打てているけれど、その感覚が試合ではない」と暗闇から抜け出せない。

 それでも、石川の眼光は鋭さを失っていない。「毎回トップ20にいればいいかと言うと、僕は違う。一番は優勝。それを何度も何度もできるように」。このままでは終わらない。必ずはい上がる。

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