池田勇太 今季初Vへ上昇3打差3位 人生初の筋トレ効果!上半身徹底強化で進化中

 「男子ゴルフ・RIZAP・KBCオーガスタ・第2日」(25日、芥屋GC=パー72)

 昨季賞金王の池田勇太(31)=フリー=が今季初優勝へ上位戦線に割って入ってきた。10位で出て、1イーグル、4バーディー、1ボギーの67で回り、通算8アンダーで首位と3打差の3位。66をマークした大堀裕次郎が通算11アンダーで3季ぶり2度目の首位に立ち、出水田(いずみだ)大二郎=TOSS=が2打差の2位で続いた。

 池田がアクセルを踏んだ。5番は4メートル、6番で5メートルを沈めて連続バーディー奪取。9番パー5(509ヤード)では、残り186ヤードの2打目をピン右6メートルに寄せて今季初のイーグルを奪うと、ガッツポーズまで飛び出した。

 ただ、笑みを浮かべたのはほんの一瞬。「取りこぼしがある分、スコアも出ない。65くらいで回らないとダメだね」。高い目標を掲げているからこそ、厳しい言葉ばかりが口を突いて出た。

 2015年大会優勝時に知り合った広瀬トレーナーと、人生初の筋力トレーニングに取り組み始めた。昨年は下半身と最大の弱点だった左腕、今年は背筋、上腕三頭筋などの両腕回りといった上半身を徹底強化。15年は279・17ヤード、16年は282・81ヤードだったドライバーの平均飛距離は今季、301・88ヤード(5位)と進化を遂げている。

 メジャー4大会はすべて予選落ちしたが、独特のしなやかさにパワーが加わり、世界基準のゴルフへの順応は着々と進行中だ。

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