石川遼ピンチ 米ツアー出場権喪失も“入れ替え戦”「勝ってやる」

 「米男子ゴルフ・ウィンダム選手権・最終日」(20日、セッジフィールドCC=パー70)

 石川遼(25)=CASIO=は1バーディー、1ボギーの70と伸ばせず通算7アンダーで42位だった。ヘンリク・ステンソン(スウェーデン)が22アンダーで今季ツアー初、通算6勝目を挙げた。米ツアーはレギュラーシーズンが終了し、松山英樹(25)=LEXUS=が獲得ポイント1位で4試合のプレーオフに進んだ。ポイント125位までが来季シードを獲得し、175位の石川は入れ替え戦に位置づけられる下部ツアーの終盤4戦に回る。

 レギュラーシーズンが終了し、公傷制度の適用を受けて20試合に出た石川は予選通過が8度だけ。獲得ポイントは175位に終わり、入れ替え戦に位置づけられる下部ツアーの終盤4戦に回る。「すごく悩んだり考えたり、試行錯誤のシーズンだった」と総括した。

 出場7試合ぶりに決勝に進んだ最終戦、最後のラウンド。アイアンショットでつくったチャンスを生かせず伸ばせなかった。それでも「いいところは次に向けてたくさんある」と前向き。不振の最大の要因だったティーショットに手応えがあったという。打ち下ろしとなる18番では350ヤード超えの一打でフェアウエーを捉えた。

 31日からの入れ替え戦は石川らシードを確保できなかった選手と、下部ツアーの上位が50枠の来季優先出場資格を争う。4季前にもこの戦いに身を置き、3戦で1桁順位に入って踏ん張った。「あのときは二度と(入れ替え戦に)戻りたくないと思った。今は勝ってやろうという気持ちしかない」と強気に語る。

 長引く不振で、13年から何とかつないできた米ツアーの出場権を失う危機を迎えた。「一打に対しての思いが下がってしまっていたかな。入れ替え戦に出られる状況で気づけたのはラッキーだった。駄目だったらやり直すだけ」。覚悟を決め、前向きに試練に臨む。

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