松山英樹 オーガスタの風に乗る!復調気配「よくなっている」

 「米男子ゴルフ・マスターズ」(6日開幕、オーガスタ・ナショナルGC=パー72)

 81回目の“祭典”が開幕した。4年連続6度目の出場となる松山英樹(25)=LEXUS、6年ぶり3度目の池田勇太(31)=フリー、10年ぶり2度目の谷原秀人(38)=国際スポーツ振興協会=が日本男子初のメジャー制覇に挑む。開幕前日の5日は、池田と谷原が練習場で最終調整。松山はコースに姿を見せなかった。

 いよいよ勝負の朝を迎えた。6度目の出場となる松山だが、今回は日本人最高位タイの世界ランク4位として臨む。紛れもない優勝候補の1人として、今季メジャー初戦のティーグラウンドに立つ。

 同組の世界ランク8位リッキー・ファウラー(米国)は先週のヒューストン・オープンで3位。「リッキーは調子がいいので、付いていきたいですね」。ここ1カ月あまり、ショットの不振に苦しむ松山は、目前に好調なライバルがいることをプラスに捉えた。

 ただ自身の調子も底から脱し、回復傾向にある。1次リーグ敗退となった2週前のデル・マッチプレーでは、マスターズに向けての「期待値はゼロ」だったのが、オーガスタ入りしてからは「現場に来たのでゼロではない」と修正。続けて「オーガスタに来てから(調子が)よくなっている」と、当地の風を受けてさらに上昇気流に乗ったと話す。

 それもそのはず。マスターズとは水が合うのだ。アマチュアで初出場した11年は27位でローアマを獲得。日本人で初めて表彰台に立った。15年はメジャー自己最高の5位に入り、昨年は最終日まで優勝争いに加わっての7位。「調子はよくなかった」と話す2月のフェニックス・オープンで連覇を果たしたように、相性のいい大会ではしっかりと結果を残すのが松山。日本男子初のメジャー制覇に期待は高まる。

 開幕前日の5日はコースに現れず、近くの宿舎で最終調整。2週前から休みなく練習に打ち込んできただけに、最後は体調を整え、静かに4日間の戦いに備えた。

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