遼20位「ようやく戦える」 好調のショット持続で手応え

 「米男子ゴルフ・ファーマーズ・インシュアランス・オープン・最終日」(29日、トーリーパインズGC=パー72)

 42位で出た石川遼(25)=CASIO=は1イーグル、5バーディー、3ボギーの68と伸ばし、通算6アンダーの20位となった。松山英樹(24)=LEXUS=は3バーディー、3ボギーの72で、通算4アンダーの33位に終わった。22歳のジョン・ラーム(スペイン)が後半に2イーグルを奪うなど65をマークし、13アンダーでツアー初優勝を挙げた。

 石川は前日に自画自賛していたショットの好調さが持続。「自分でも信じられない。米ツアーで4日間続いたのは初めて」と満面に笑みを浮かべた。

 前半最後の18番パー5。52度のウエッジで打った102ヤードの第3打が10メートルほどバックスピンしてカップイン。スーパーイーグルに両手を広げてガッツポーズし、大歓声に大喜びで応じた。

 勢いは止まらない。後半は2番で50センチ、3番で1メートルにつけて連続バーディーを奪い、「もう少しでゾーンだった」という。6番パー5はグリーン奥ラフから1メートルに寄せてバーディー。米ツアー最長コースを68にまとめた。

 「まだ半信半疑の自分もいるんですけど、パッティングが悪くてこのスコア。今までにない次元のゴルフができている。そのパッティングも最後の4、5ホールは思った通りのストロークができた。つかんだものがあるかもしれない」

 昨年は腰を痛めて戦線離脱したが公傷制度が認められ、今季はまず20試合に参戦してその後の出場資格獲得を目指す。「ようやく戦えると思えた。これが続くように頑張りたい」。この手応えが本物かどうか、次週のフェニックスオープンが試金石となる。

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