林2年ぶりのV奪回 経験豊富な49歳、プレーオフ制す

 「デイリースポーツ年齢別アマチュアゴルフ選手権」(4日、吉川CC=パー72)

 壮年の部(30~55歳)は2バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの74で回った林明(49)=推薦=がプレーオフを制し、2年ぶり2度目の優勝を果たした。青年の部(29歳以下)は辻田晴也(23)=和歌山医科大=がイーブンパーの72で初優勝し、シニアの部(56~64歳)は古川久男(58)=JGA=が1オーバーの73で初制覇。グランドシニアの部(65歳以上)は楠本由人(70)=オークモント=が1オーバーの73で2連覇を達成した。

 林が2年ぶりのV奪回を果たした。「2年前に優勝して昨年は2位。今年優勝できなければズルズル落ちてしまうと思った。優勝できてホッとしました」と笑みがこぼれた。

 最終18番でボギーをたたき、2オーバーでホールアウト。「優勝は無理だろう」とあきらめていたが、風呂に入り、帰り支度をしていた時にプレーオフの連絡が入った。素振りを5分しただけで臨んだ1ホール目。相手がボギーをたたき、林はパーでまとめて決着した。「少しバタバタしたけど、前回の優勝もプレーオフだったので気持ち的には余裕があった」。豊富な経験が土壇場で生きた。

 現在は三木市のゴルフ練習場「よかわゴルフスクエア ヴェルデ」の支配人を務めている。ゴルフは中学に入って始め、PL学園高時代は谷口徹と同期で、3年時には全国大会の団体戦で準優勝。近大時代は日大の丸山茂樹と大学対抗のマッチプレーで接戦を演じた経験も持つ。卒業後はゴルフから離れた時期もあったが、43歳の時に競技ゴルフを再開。アマチュア予選を突破してミズノオープンにも2度出場した。

 「緊張感の中で優勝争いをする楽しみは何ものにも代え難い。どんどん競技に出て、どんな試合でも優勝を目指したい」。7日には幼なじみとコンビを組んで全日本ダブルスの決勝大会も控えており、「この優勝を弾みに頑張りたい」と大舞台での健闘を誓った。

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