松山、不完全燃焼17位発進も自信

 「男子ゴルフ・ダンロップフェニックス・第1日」(19日、フェニックスCC=パー71)

 前年覇者の松山英樹(23)=LEXUS=は4バーディー、3ボギーの1アンダー70で17位と不完全燃焼の発進となった。竹谷佳孝が6バーディー、ボギーなしの6アンダー65で回り、自身初の第1日トップスタートを切った。石川遼はイーブンパー71で29位とやや出遅れた。

 不満の残るラウンドだった。松山の世界ランク16位は今大会の最上位。その力を存分に発揮することができず「良くなかったですね。ショットもパットもいいところがなかった」と目線を下げた。

 見せ場はつくった。インから出て1オーバーで迎えた13番。途中から左へほぼ直角にドッグレッグするパー4で、当然のように1オン狙いに挑戦し、ピン20メートルに乗せた。これを2パットで沈めてバーディーを奪い、ギャラリーから大きな拍手を浴びた。

 追い風の14番も第1打をドライバーで300ヤードを軽く超え、第2打をピン奥1・5メートルにつけて連続バーディー。「今日は2メートルくらいのパットが入らなかったけど、自分の(ゴルフの)いい状態でやっていれば(4日間で)2桁アンダーは出ると思う」と振り返った。

 今大会は昨年の優勝はもちろん、アマチュア時代の12年第1日からこの日まで13ラウンド連続でオーバーパーがなく、過去3年すべてベスト10以内と相性は抜群。日本ツアーでも13年三井住友VISA太平洋マスターズ最終日からこの日まで22ラウンド連続オーバーパーをたたいておらず、残り3日間で優勝戦線に割って入る可能性は十分だ。

 「スコア的には思ったよりトップも伸びていない。明日からはギャラリーを盛り上げられるようないいプレーをしていきたい」。今大会ホストプロでもある主役が、力強く巻き返しを誓った。

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