瀬令奈2打差2位に浮上し初V宣言 

 「女子ゴルフ・伊藤園レディース・第2日」(14日、グレートアイランドC=パー72)

 9位から出た熱狂的阪神ファンの青木瀬令奈(22)=三和シャッター工業=が6バーディー、1ボギーの67を出し、通算9アンダーで若林舞衣子、菊地絵理香と並んで2位に浮上した。自身2度目の最終日最終組から悲願のツアー初優勝を目指す。68で回ったイ・ボミが通算11アンダーで単独首位を守り、国内女子初の年間獲得賞金2億円突破と自身初の賞金女王へW王手をかけた。

 小柄な青木の口からでっかい目標が飛び出した。「ショットもパットもいいので、優勝するなら今週かなと思う。はい、狙って、来ました」。真っ正面を見つめ、堂々と初V宣言をしてみせた。

 自信の裏付けは1Wの大幅飛距離増。もともとは210ヤードだったが、4月に大西翔太コーチ(23)の指導を受け、寝て入っていたクラブを立てることで、240ヤードまで伸びた。「セカンドの番手が3つは違う。自分でも優勝を狙えると思えるようになった」と大きな手応えを得ていた。

 前夜、左肘に痛みを感じ、この日は患部にテーピングを施してのラウンド。ボールが右に飛び出す傾向があったため、やや左を向いてアドレスする工夫をし、6個のバーディーを奪った。第1打を右に曲げた1番で12メートルのパーパットをねじ込んで流れに乗った。

 最終日最終組は12年ヨネックスレディース以来2度目。「明日は自己ベスト(64)を更新したい。ボミさんは強いので気持ちで負けたらダメ。藤川投手が阪神に戻ってくることになったので、私も負けないように頑張ります」。いよいよ有言実行の時がきた。

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