B・ワトソン2年連続の首位発進

 「男子ゴルフ・三井住友VISA太平洋マスターズ・第1日」(12日、太平洋クラブ御殿場コース=パー72)

 マスターズを2度制したバッバ・ワトソン(37)=米国=が1イーグル、8バーディー、1ボギーの63で回り、2年連続の首位発進を決めた。1打差の2位に片山晋呉(42)=イーグルポイントGC=が続き、ワトソンと同組で回った今季国内ツアー4戦目の石川遼(24)=CASIO=は68で回り、11位につけた。

 これがマスターズ2勝の実力だ。B・ワトソンが8バーディー、1イーグルを奪取。唯一のミスショットは4番パー3でバンカーに入れた第1打だけという完璧ぶりだ。

 圧巻は399ヤードの5番パー4だった。トレードマークであるピンク色のドライバーを振り抜くと、同組の石川を30ヤードほどオーバードライブ。ギャラリーから驚きの声が上がった。だが、これだけでは終わらない。左ラフから残り106ヤードを56度のウエッジで直接カップインしてイーグル。「あの一瞬だけ雲間から富士山がのぞいたんだ。富士山の力がカップに入れてくれたのかな」とおどけた。

 昨年も初日67で首位発進したが、2日目以降は70、77、71と本領を発揮できず、24位に終わった。だが、今回の来日を機に、会場を運営する太平洋クラブの名誉会員になり、「メンバーだから攻め方は分かっている。鍵はパッティングさ」と言う。この日は出場84人中、最少の23パットだった。圧倒的な飛距離に繊細なパッティングが備わり、もはや怖いものはない。

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