前田、ツアー2勝目「実力で勝った」

 「サマンサタバサ・レディース・最終日」(19日、イーグルポイントGC=パー72)

 トップと3打差の3位から出た前田陽子(30)=伊藤園=が4バーディー、ボギーなしの68で回り、通算8アンダーで今季初優勝、昨年11月の伊藤園レディース以来のツアー通算2勝目を挙げた。

 最終18番、前田は1メートルのウイニングパットを沈めると、何度も右のコブシを振った。「最後はすごく緊張した。でも、これを入れて喜ぶ自分の姿をイメージして、そうなりたいと思って打ちました」。底抜けに明るい笑顔で2勝目を喜んだ。

 耐えてつかんだ優勝だった。首位に3打差でスタートし、9番で4メートルのバーディーパットを入れて首位に立ったが、その後はピンチの連続。16、17番では奥から10メートル前後の難しいパットを何とか2回で沈めてパーをセーブし「優勝争いの中で冷静な判断ができたと思う」と胸を張った。

 昨年11月の伊藤園レディースで果たしたツアー初優勝が何より大きかった。前田といえば、プロ転向した06年から8年間、地元徳島県の段ボール工場でアルバイトをしながら、ツアー出場を目指した苦労話が有名だが、優勝後は環境ががらりと変わった。

 伊藤園との所属契約をはじめ、ラコステ、全農とはスポンサー契約を結び、一躍、シンデレラとして注目を浴びる一方でゴルフに打ち込める環境が整った。「毎日ゴルフができるので安定感がついた。試合になると勝手に体が動いてくれる。初優勝はたまたまという人もいたけど、今日は実力で勝ったと思います」。1勝目があったからこそできた2勝目。シンデレラストーリーには続きがあった。

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