勇太4打差5位浮上 難コースに闘志

 「日本ツアー選手権森ビル杯・第2日」(5日、宍戸ヒルズCC=パー71)

 17位から出た池田勇太(29)=日清食品=が3バーディー、1ボギーの69で回り、通算3アンダーで首位と4打差の5位に浮上した。残り2日間で日本プロ、日本オープンに続く3度目の日本タイトル奪取を目指す。梁津万(中国)が通算7アンダーで単独首位をキープ。昨年賞金王の小田孔明が通算2アンダーで8位に上がった。

 メジャーハンターが本気になった。池田は後半インの14番で3メートルのバーディーパットを沈めた後の15番パー5。ピンまで残り288ヤードの第2打を3Wで手前10メートルに見事2オン。惜しくもイーグルパットは外れたが、難なくバーディーを奪った。

 「あのイーグルパットは入ったと思った。今日はカップに蹴られた1日だったね」。渋い表情で振り返ったが、難コースを相手に2日間通算3アンダーは手応え十分。「難しいコース設定はやる気が出てくるね」と闘志を表に出した。

 メジャーとの相性は抜群にいい。09年には日本プロでツアー初優勝を果たし、昨年は日本オープンを制覇。今週勝てば3つめの日本タイトル獲得となる。「全然考えていなかったけど、明日次第でしょうね」と勝負の決勝ラウンドを見据えた。

 今大会は09年に3日目に単独トップに立ち(最終日78で結果は16位)、12年には3位に食い込んでいる。「ここは嫌いじゃない。最後までコースと向かい合い、執念深く戦った人間が勝つ」。メジャーの勝ち方を熟知している男は不敵に笑った。

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