矢野1打及ばず2位 復活の兆し

 「Novil Cup・最終日」(5日、徳島・Jクラシックゴルフクラブ=パー72)

 予選ラウンドを通過したプロ69人、アマ3人が5日の決勝ラウンドに出場。初日から首位に立った韓国の朴一丸(パク・イルファン)が67で回り、15アンダーの通算201でプロ初優勝を飾った。矢野東が1打差の2位だった。また、通算215の1アンダーで回った小斉平優和が、ローアマを獲得した。

 矢野は一歩及ばず2位に終わった。1番でボギースタートになったが、そこから巻き返した。4バーディーを奪って、前半は33で折り返した。しかし、後半に入ると痛めている右肘がショットに影響した。勝負どころの15番でボギー。その1打差が明暗を分けた。

 2002年、レギュラーツアーの初シードをつかんだ。05年の「アサヒ緑健よみうりメモリアル」で初優勝。08年には「バナH杯KBCオーガスタ」から10試合連続でトップ10入り。「ANAオープン」「ブリヂストンオープン」で、いずれも片山晋呉との最終日最終組対決を制して優勝した。その後は椎間板ヘルニアなどもあり、シード権を失った。

 復活を期すシーズン。「ゴルフ自体はしっかりしていた。160~220ヤードくらいのアイアンの精度を上げたい」と前を向いた。

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