ぜんぶ勝!みなみ目標は東京五輪出場

 デイリースポーツ制定「2014年度ホワイトベア・スポーツ賞」の表彰式が6日、東京都千代田区の第一ホテル東京アネックスで行われた。昨年、女子ゴルフでツアー最年少優勝を果たしたスーパーアマチュアの勝みなみ(16)=鹿児島高1年=は、今季の意気込みとしてプロトーナメント2勝目と、今後の目標に20年東京五輪出場を宣言。1月の箱根駅伝で初優勝した青学大の原晋監督(47)は来季のテーマを「男気」とし、学生駅伝3冠に自信を見せた。また、昨年5月のバドミントン男子の国・地域別対抗戦、トマス杯を初制覇した日本代表の舛田圭太コーチ(35)は来年のリオデジャネイロ五輪での飛躍を誓った。

 こぼれんばかりの笑みを浮かべて、勝が受賞のあいさつをした。「本日、このような歴史と伝統ある素晴らしい賞をいただき、ありがとうございました」。大きな窓ガラスから差し込む明るい光を浴びて、将来性いっぱいの16歳が輝いた。

 昨年4月のKKT杯バンテリンレディスでツアー史上最年少となる15歳293日で優勝を果たし、一躍脚光を浴びる存在となった。その後も5月のワールドレディス・サロンパス杯でメジャー18ホール最多バーディーとなる10個を記録。11月の最終戦、ツアーチャンピオンシップ・リコー杯で「自分の中で革命が起きた1年だった」と振り返ったコメントも話題を呼んだ。

 7月1日で17歳になる今年はさらなる飛躍を目指す。「プロの試合で2勝目を挙げることと、20年東京五輪出場を目指して世界ランクを上げられるように頑張っていきたい」。でっかい目標を掲げると、同席した母・久美さん(47)も「上限を決めずに、どこまでもいってほしい」と大きな期待を寄せた。

 今年出場するツアーは、ディフェンディングチャンピオンとして迎えるKKT杯バンテリンレディスが決定済み。五輪代表については、本番直近の世界ランクで各国の上位2人以内に入ることが目安となるが、現時点200位前後にいる勝がランクを効率的に上げるには、加算されるポイントが大きいプロの試合により多く出場して上位に入ることが必要となる。

 「昨年(プロツアー出場)は8試合でしたが、今年はより多く出て、全部で優勝を狙っていきたい」。ツアーで2度目の優勝を果たした場合は、昨年は見送ったプロ転向も選択肢とする考えで「プロの試合で優勝することはあまりないし、またチャンスが巡ってくれば考えようかと思います」と打ち明けた。今年も昨年以上の大暴れが期待できそうだ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ゴルフ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ゴルフ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス