藍ダボ4度…スコア崩し66位で終戦

 「コーツ選手権・最終日」(31日、ゴールデンオカラC=パー72)

 最終ラウンドが行われ、35位で出た宮里藍(29)=サントリー=は3バーディー、2ボギー、4ダブルボギーの79と大きく崩れ、通算7オーバーの66位だった。3位で出たチェ・ナヨン(韓国)が68で回り、通算16アンダー、272で逆転優勝した。3季ぶりの通算8勝目で、賞金22万5000ドル(約2600万円)を獲得した。

 安定していた宮里藍のショットが狂った。スタート5ホール目の14番で2打目がグリーン手前の水路に落ちると、15番のティーショットも池に吸い込まれた。後半もパー4の1番と9番で「6」。まさかの4ダブルボギーで急降下した。

 「(前半のミスが)大きく響いた。ショットを調整できないまま終わった」という。パーオンできたのは8度だけ。必死に修正を試みたが「珍しくどれもしっくりこなくて」と表情を曇らせた。

 収穫は、オフから集中的に練習するパットに手応えがあったことか。「(ラインの)読みがイマイチだったが、そう言えていることが良い。ストロークの問題ではないので」と、もどかしさの一方で笑みものぞいた。

 10番スタートの1組目で回った。目の前にギャラリーを引き連れた最終組が見えた。「今はそこにはいない。求めても空回りするだけ」と淡々と話すが「自分のパットが戻れば、そういう位置にはいける」とも。手応えを結果で示すための戦いが始まった。

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