釜石のナミビア-カナダが中止の可能性 W杯組織委が示唆 復興のシンボルの地

 ラグビーW杯組織委員会は12日夜、関東地方へ上陸した台風19号の影響を受けて、13日の予定されている1次リーグ最終戦4試合のうち、岩手・釜石鵜住居復興スタジアムで行われるB組のナミビア-カナダ(12時15分開始予定)の開催が困難であるとの見方を示した。

 13日の試合の最終的な実施可否については、当初の予定通り当日早朝に判断するとし、最後まで実施に向けた可能性を模索するとしているが、「現在の台風の進路予報では、13日の早朝にかけて釜石市に影響があり試合の実施が極めて困難であることを示しています」と説明。「様々な可能性を検討の結果、最終的に試合の中止の判断をさせていただく可能性がある」と中止を示唆した。

 東日本大震災の復興のシンボルである釜石鵜住居復興スタジアムではW杯1次リーグ2試合が組まれ、13日が最終戦だった。

 台風19号は12日午後7時前に伊豆半島に上陸し、関東地方を縦断して、13日に東北沖に達する見込みとなっている。

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