中村、見せる究極のつなぎ BP4トライへ「いいアシストができれば」
「ラグビーW杯・1次リーグA組、日本-サモア」(5日、豊田スタジアム)
ラグビー日本代表は4日、サモア戦(5日・豊田)に向けて試合会場で前日練習を行った。
最高のつなぎ役になる。CTB中村亮土(28)=サントリー=は「外にスーパースターがいる。その選手をいかに生かせるかが代表のアタックの大事なところ。中間にいる僕が外の強みを出せるかというのが、自分の存在意義」と自らの役割を語った。
そのパスで、貴重なトライを演出した。ロシア戦ではタックルされながらのオフロードパスでWTB松島のトライをアシスト。アイルランド戦では松島を飛ばしてのパスで、WTB福岡の逆転トライを生んだ。
2日の会見で松島から「(中村は)毎試合トライをとるといって1回もとっていない」と指摘された。これを受けて「今大会、僕から(松島)幸太朗にパスすることはない」と冗談で笑わせた。
「(トライは)僕の役割ではないので。あまり意識していない」と本音を語る。「トライをとってもらうのは幸太朗の役目。いいアシストができれば」。ボーナス点を獲得できるチーム4トライを奪いたい一戦。中村の究極のつなぎが、目的を達成させる。





