松島から会見で“反撃” 中村はジョークで反論…のちトライ奪取は「幸太朗の役目」

 笑顔でトレーニングに励む中村亮土(左から2人目)、松島幸太朗(右)=撮影・棚橋慶太
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 「ラグビーW杯・1次リーグA組、日本-サモア」(5日、豊田スタジアム)

 ラグビー日本代表は4日、サモア戦に向けて試合会場で前日練習を行った。練習後の会見にはCTB中村亮土(28)=サントリー=が出席。2日に会見したWTB松島幸太朗(26)=サントリー=の“挑発”に冗談も交えて反論した。

 松島の発言は「中村亮土も毎試合トライをとると言っているんですけど、1回もとっていない。1回くらいとってほしいですね」というものだった。

 これに対して中村は「幸太朗が言っていますけど…。今大会、僕から幸太朗にパスすることはないかな(笑)」とジョークで会場の笑いを誘った。

 もともとはロシア戦前の会見。中村と松島が並んで会見し、中村が松島の3トライ予告を暴露。結果的に有言実行となった。続くアイルランド戦前は、先に会見した中村が松島の2トライ予告をバラした。今回は松島が先に会見。立場が逆転していた。

 逆の立場になって中村は少々困惑気味。「(トライは)僕の役割ではないので。あまり意識していないので、リップサービスで言っているのを、幸太朗は真面目に受けてしまいまして」と説明する。「トライをとってもらうのは幸太朗の役目。いいアシストができればと思います」と、あくまでも黒子に徹して、今大会多くのトライに絡んだ献身的なプレーを約束した。

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