トンプソン大番狂わせ「めっちゃうれしい」 日本代表W杯最多12試合目で二重の喜び

 「ラグビーW杯・1次リーグA組、日本19-12アイルランド」(28日、静岡スタジアム)

 史上初の8強入りを狙う日本が、4万7813人の大観衆を集めた1次リーグA組の第2戦で優勝候補のアイルランドを19-12の逆転で破る大金星を挙げた。日本はアイルランドとは10度目の対戦で初勝利となった。フッカーの堀江翔太(33)=パナソニック、途中出場したフランカーのリーチ・マイケル主将(30)=東芝=らが体を張った守りで相手の反撃を封じた。日本は10月5日にサモアと戦い、13日にスコットランドと対戦する。

 “おじいちゃん”が区切りの試合で再び奇跡に貢献した。小野沢宏時が持つ日本代表最多記録に並ぶW杯12試合出場を果たした38歳のロック、トンプソン。後半24分の交代までスクラム、モールでアイルランドの強力FWと互角に渡り合い、「ボクの仕事」という闘志あふれるタックルで相手の攻撃を食い止めた。

 先発出場した15年W杯の南アフリカ戦勝利に続く番狂わせに「めっちゃうれしい」と日本語で喜びを表現。「すごいすばらしいプレー。みんなちゃんと仕事した。休みなしに」と勝因を振り返った。

 日本記録との二重の喜びとなったが、「それはいいけど、目標はベスト8。キャップは関係ない」と強調。「一番大事なのはチームの目標。それだけに集中する」と浮かれることはなかった。

 04年にニュージーランドから来日し、10年に日本国籍を取得。所属する近鉄のホームで、日本ラグビーの聖地でもある花園ラグビー場の近くに住む。関西弁を話し、「心は関西人」という。

 今では“おじいちゃん”と自称し、15年W杯後には一度代表を引退したが、今年に復帰。当初は代表の構想外だった。だが、ジョセフHCはベテランながらひたむきな姿勢に考えを改め、「経験と不屈の精神を評価している」と、4度目のW杯代表に選出。その期待に応えた。

 “おじいちゃん”は今季限りでの現役引退を表明。最後のW杯となる今大会には「新しい歴史を作りたい」との思いで臨んでいる。この日の歓喜の後にも「明日からサモア戦に集中ね。すごい準備、来週から」と先を見据えた。

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