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日本、南アに不安一敗 福岡にマフィまで…主力に故障続出

 「ラグビー・リポビタンDチャレンジカップ、日本7-41南アフリカ」(6日、熊谷ラグビー場)

 歴史的勝利の再現…どころじゃなかった。世界ランキング10位の日本は、同5位でW杯優勝候補の南アフリカと対戦。WTB松島幸太朗(26)=サントリー=のトライなどで一矢を報いたが、7-41で大敗した。力強く速い相手に対し、ミスや精度を欠くプレーで次々と失点。磨いてきたキックを多用する戦術も封じられ、自信を持っていた得点力は発揮できなかった。W杯に向けて攻守に課題を露呈し、主将のリーチ・マイケル(30)=東芝=は2週間での修正を約束した。

 世界の壁。その高さを痛感せざるを得ない結果になった。ティア1と呼ばれる、10カ国からなる強豪国グループの一角と、今季初めての対戦。結果は残酷だった。

 リーチ主将は「負けた試合から、必ず得るものはある。(相手は)予想通りフィジカルが強かったがキックでプレッシャーを受けた。プレーの精度が負けた原因」と大敗を総括した。

 1次リーグを見据えた戦い。ジョセフHCは「サモアはスクラム、ロシアはラインアウトが得意。アイルランド、スコットランドもセットプレーを狙ってくる」と話していた。課題のスクラムは互角と成果を見せたが、ラインアウトは劣勢。予想に反して相手が多用したキックに対応しきず、崩された。

 そして、大きな課題は攻撃面。「(昨秋は)オールブラックスからも31点奪った」と自信を持っていたが、この日はわずか7得点。崩しきるシーンはなかった。「南アフリカは攻めてこなかった。キック主体でディフェンスをしてこちらのミスを誘った。オールブラックスはどこからでも攻めてくるからスキができる。南アフリカと比較できない」という弁明も苦しかった。

 日本はパシフィック・ネーションズ杯を3戦全勝で優勝。相手は日本と同じティア2のチームだった。露呈した強豪国との力の差。アイルランド、スコットランドはティア1に属する。リーチ主将は「負けたが、何をやらなきゃいけないか分かった。自信が少し下がるから、この2週間で取り戻すかが大事」と前を向く。

 開幕まで残り2週間。目標の8強へ「時間は十分。十分あります。このチームは修正能力が高い」と言い聞かせるように話す。「南アフリカとやって本当によかった。あらためて世界の強さが分かりました」。大敗を収穫にしてみせる。

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