箱根から世界へ!日本の陸上長距離界を引っ張る〝箱根OB〟

2020年、東京五輪イヤーが始まった。お正月の風物詩とも言われる箱根駅伝は青山学院大が新記録で総合優勝。現在の日本長距離界をリードする〝箱根OB〟や「山の神」として伝説になった選手たちを挙げたみた。

公開日:2020.1.8

今井正人=順大=(5区で3度の区間新)

2006年1月3日デイリースポーツ紙面

【箱根駅伝成績】
2区10位(04年)、5区1位区間新(05年)、5区1位区間新(06年)、5区1位区間新(07年)

 2年生で5区に初起用され12位で受けたたすきを2位に押し上げ史上最多の11人抜きを達成。3年時には2分26秒差の6位から、4年時には4分9秒差の5位から一気に逆転、ともに往路優勝に導く活躍で「山の神」と称された。3年連続で区間新記録を更新した。
 卒業後はトヨタ自動車九州へ。箱根の激走から8年、15年の東京マラソンでは2時間7分39秒の好記録を出した。駅伝、マラソンで息の長い活躍を続けている。

柏原竜二=東洋大=(4年連続5区区間賞/3度区間新)

箱根駅伝 今回も“山”が勝負分けるか

【箱根駅伝成績】
5区1位区間新(09年)、5区1位区間新(10年)、5区1位(11年)、5区1位区間新(12年)

 1年生でいきなり5区に登場。首位と4分58秒差の9位でたすきを受けると、8人を次々と抜き去り往路優勝をもたらした。鮮烈な箱根デビューを果たし「新・山の神が現われた!」と駅伝ファンを沸かせた。2年時にも4分26秒差を、3年時にも2分54秒差を逆転。4年間すべて5区で区間賞(うち3度は区間新記録)の離れ業を演じ、いずれも往路優勝のテープを切った。
 卒業後は富士通に入社も故障に悩まされた。27歳の若さで引退。現在は社業に従事する傍ら、テレビ、ラジオで解説を務めている。

神野大地=青学大=(3代目・山の神)

神野が“神”になりきれずも 青学大往路V

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